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●はじめに 節電鯖ではこれまで数多くのイベントが開催されてきました。その殆どが有志により催されたものです。つまり会場の設営から当日の進行までを個々で行うわけですが、やることが多いため結構難易度が高かったりします。その中でも「会場」の存在はかなり重要で、イベントの完成度そのものに大きく影響する要素となっています。 そこで今回は「快適なイベント会場にするポイント」を、私なりにまとめてみました。「開催したいがどうすればうまくいくか分からない」という方の参考になれば幸いです。 (イベントの内容そのものについては筆者が指定できるものではないため、省略します。)
●会場・受付までの順路 イベント会場や受付がどこにあるのか分かりにくい、といった経験がある方は多いはずです。位置情報はしっかり載せましょう。 まず開催前に広告プラグインやサーバーwikiを使って場所を周知させておきましょう。場所を事前に知っている人が多いと、当日の人の流れがスムーズになります。座標を設定したDynmapのリンクや会場のスクリーンショットがあるとより分かりやすくなるので、積極的に使うことをお勧めします。 当日は最寄りのゲートから会場まで標識となるものを置いておくといいかもしれません。一番手っ取り早い方法は片っ端から看板を立てることですが、minecraftの看板は、配置によって読みにくくなるケースがあるので、無造作に置くことはお勧めできません。通路のド真ん中など、絶対目に入る場所に立てておくと効果的です。巨大な矢印を作ったり、「赤紫色の彩釉テラコッタ」を使用したり、いっそのこと会場入り口から受付までのルート以外を全てブロックで塞いでしまったりしてもいいかもしれません。地上を歩いてくる参加者ならこれで大体OKです。空を飛んできて迷っている奴は壁にでも叩きつけてやりましょう。
●会場内の説明書き イベントのルールや禁止事項は看板を貼り付けて全て明記しましょう。待ち時間に読むように促しておけば、当日の口頭での説明を簡潔に行えます。特に「やってはいけないこと」はしっかり書いておきましょう。後々トラブルが起きた際に「でもここに書いてありますよね???」と言い返すことができます。「〇〇が考え得る限りの迷惑行為を禁止します」という最強ワードを使用するのもアリです。
●荷物置き場 領域保護の優先設定を使うと「ブロックを自由に設置/破壊できるエリア」を簡単に作ることができます。これを用いてシュルカーボックスを一時的に置く棚などを用意しておきましょう。シュルカーボックスは置くと保護がかかりますが、チェストと違って持ち帰り忘れる人はいないと思うのでおそらく問題ないでしょう。多分。 PvP会場など、アイテムロストの可能性がある場所に併設されていると特に便利なのでお勧めです。もちろん会場全域に保護をかけていない場合は上記の手間を省けますが、それでも「荷物を置くならこちらへ」みたいな場所は作っておくといいでしょう。
●遊び場 開催前やイベント進行中、どうしても待ち時間というものが発生してしまいます。そんな時も主催は当然忙しいわけですが、節電鯖にはとにかく動いていないと気が済まない人がたくさんおり、そういう人たちにとっては暇な時間となってしまいます。ということでイベントとは関係ない遊び場を会場内に配置するといいかもしれません。節電鯖民は好奇心旺盛なのでアスレチックを作れば登ってくれますし、池や水盤を作れば釣りを勝手に始めますし、隠し部屋を作ればちゃんと見つけてくれます。凝った家具などを並べて会場を彩ることも良いでしょう。ただしインテリアに気を取られすぎて観客席を作り忘れたり、うまく会場内を見渡せないものを作ったりしないように。
●保護 意外と忘れられがちですが、領域保護をかけることをお忘れなく。普通の保護はもちろん、エンダーパールや額縁の破壊は禁止しておいて損はありません。会場がPvPマップにある場合は、PvPを禁止すればトラブルを回避できます。逆に、乗り物の設置/破壊の項目はデフォルトで禁止されているので許可しておきましょう。この設定をしていない為に「会場内の線路でトロッコを破壊できない」ことがよくありました。
●主催のスタンス 会場の話からやや逸れますが一緒に載せておきます。 主催の進行方法や口調、態度がしっかり定まっていないと、進行がブレブレになってイベントの主軸がぼやけてしまいます。あなたはイベントにおいてどういう立ち位置なのか。バラエティ番組の司会なのか、デスゲームの支配者なのか、うたのおにいさんなのか、要するに「役作り」が結構大切です。別にガチガチに堅く進行をやらなくても結構です。例えば筆者はよく「慇懃無礼(いんぎんぶれい)を徹底」という姿勢で主催を務めていました。(とても褒められたものじゃないのでマネしない方が良いです。) スタンスが定まり、段取りが決まったらあらかじめ話す内容や汎用のアナウンスをメモ帳に書いておきましょう。これでイベントの進行が一気に分かりやすくなります。意外とこういうのが会場並みに大切だったりしちゃいます。
●最後に 私もこの7,8年間沢山のイベントに参加しましたし、いくつか主催も経験しました。イベントはマルチサーバーに活気をつけるものの一つだと思いますし、開催してみたいという方は是非とも恐れずに挑戦していただきたいです。 そして実際に開催する際は以上の項目を… 項目を…? ………… …こんなん律儀に守らなくていいです。まずはやりたいように一回やってください。 ぶっちゃけノリです、場の空気です。これに勝るものはありません。 全部忘れて、全部。 終わり。