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落書き/「サブプライム」

※実在する人物が登場しますが、物語にリアリティを持たせ、面白くするために登場させております。
特に理由があるわけではありません。
執筆者は特に経済に詳しくありません。ツッコミどころはあると思います。

1.序章

2028年、節電鯖。経済が変わってから5年。

2022年冬にエコライトによるサーバの軽量化対策が行われたが人口流入には限りがあった為、次の段階として経済でサーバを活気つかせようとする有志により
2023年春に「節電鯖中央銀行」が設立された。

中央銀行設立をきっかけとして証券取引所も整備されると同時に、LemonKajuとGravelSmithは『レモネード・スミス証券』という巨大証券会社を合同で立ち上げ
mew_tanとkuroryiは「MKFG(M&Kフィナンシャル・グループ)」という巨大銀行を合同で立ち上げた。


レモネード・スミス証券は、顧客預かり資産が380万ダイヤを抱える節電鯖一位の巨大証券会社であり、主に節電鯖債(国債)、社債、投資信託、各種デリバティブ商品を取り扱っていた。
利益もダントツで節電鯖1位の企業であった。

MKFG(M&Kフィナンシャル・グループ)は、顧客預かり資産が40万ダイヤ、融資額20万ダイヤにも及ぶ節電鯖一位の巨大銀行であり、主に住宅ローン、マイカー(馬/豚/エリトラ)ローン、投資信託の勧誘を取り扱っていた。
レモネード・スミス証券には及ばないが節電鯖2位の利益を上げる企業である。


節電鯖経済で証券の取り扱いが増えるにつれ、格付け会社も誕生した。
Hym5が立ち上げた「Hymmy’s」ははいむさんの実直な人格を買われ、証券・企業等を格付けする節電鯖最大の格付け機関となり、その格付の品質の高さは多くの人から信用されていた。


目まぐるしく経済が発展した2028年夏時点のダイヤ流通量は年90万ダイヤにも及び、経済が活気づくと同時に鯖民の数も破竹の勢いで増えていった。
こうして、2028年夏には2014年頃の活気を取り戻し節電鯖は無事復活した。

2.夢のマイホーム

様々な施策により2024年末頃から急激に節電鯖人口が増加したが、一方で土地不足という事態を生み多くの節電鯖民の悩みのタネとなっていた。

2028年夏にはゲート付近100ブロック以内の地域の土地の価格は平均8400ダイヤ/ブロックという価格にまで跳ね上がった。


このような状況を受けて、有志によりお初さん用物件も多く作られたが、「狭い牢獄みたいなマンションに住みたくない」「夢のマイホームがほしい」という意見が多く上がり、多くの新規参加勢が自分の土地を求めていた。

しかし、新規参加勢は土地を買うだけのダイヤも持ち合わせていなかった。
もちろん、ダイヤを借りるだけの信用もなかった。



鯖民からは、年々上昇する土地価格を抑えるようにするべきと言った意見も上がり有志による合議の結果、
節電鯖債を発行して、節電鯖中央銀行がダイヤ兌換券で節電鯖債を買取りそれを原資として土地を新規参加勢に格安で与える等も行った。

新規参加勢からは歓迎された本施策であり土地価格も落ち着きを一時見せるも、
膨大な量の節電鯖債とダイヤ兌換券が発行され、特にダイヤ兌換券については実ダイヤがないにも関わらず発行していた為、
インフレを懸念する声や、2026年に崩壊したUSDTという仮想通貨のステーブルコインと仕組みが同一であると懸念する激しい反対意見も上がり、
残念ながらこの施策はわずか2ヶ月で中止となった。


3.圧力

以前より、節電鯖最大手の銀行MKFG(M&Kフィナンシャル・グループ)は多くの鯖民から、新規参加勢にマイホームを買えるだけのダイヤを貸してほしいと強く要望されていた。
2028年年末。MKFGは節電鯖に貢献する銀行としての責務と中央銀行からの圧力もあり、渋々新規参加勢向け住宅ローンを販売することにした。


新規参加勢向け住宅ローンはバックレられるリスクが高くMKFGでも数多くの債務不履行が懸念されていたが、MKFGは新規参加勢ローンにクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を設定した。
これは、一定の保証料をレモネード・スミス証券に支払い、万が一債務不履行が起こった場合はレモネード・スミス証券にも債務を一部背負ってもらい、MKFGだけで債務を背負う事がないようにするものである。


レモネード・スミス証券はこのCDSを鯖民に広く売り、多くのデリバティブ、そして確定拠出年金や生命保険にも広く組み入れられ、中央銀行も大量に購入した。
そして、節電鯖最大の格付け機関「Hymmy’s」は信用があるレモネード・スミス証券が発行元で有ることや、土地の価格上昇が続いていることからリスクを見誤り、このCDSに最高ランク「AAA」の格付けを出した。

結果このCDSは「レモネード・スミス証券」「MKFG銀行」「Hymmy’s」の巨大三社のお墨付きを得て、多くの人に買われ、節電鯖民を墓場へ誘っていった。

4.絶頂

2029年春。
新規参加勢向け住宅ローンの販売が追い上げとなり、土地価格は年180%の勢いで上昇していた。
ローンを返しても土地価格が年160%増える計算である。

2029年夏になると、新規参加勢の多くの者が「マイホーム」ではなく「投資」の為にこのローンを使用していた。
本来の目的とは異なる使い方であったが、だれも咎めなかった。経済が好調だったからである。

毎日のようにエントランスでは土地の権利書の餅配りが行われ、ディスコが建設され、多くの人間がバブルに踊った。

5.崩壊

2029年冬。
節電鯖民の新規流入が穏やかになり、この時期の土地価格は前年比-60%を記録した。
そんな中、MKFGは住宅ローンの焦げ付きを恐れ、金利を30%まで引き上げた。

2030年4月19日。
後に「ブラックフライデー」と呼ばれるこの日、MKFGの悪事が世間の目に晒されることになる。
新規参加勢向け住宅ローン購入者の約6割以上が債務不履行を起こし、節電鯖から消えていたが隠蔽されていた。
また、投資目的で購入していた多くの新規参加勢が土地価格が下がり、更に追い打ちをかけるように金利を上げられた事により支払えなくなったのである。

同日、MKFGの株価はストップ安を記録。
MKFGのCDSを購入していたレモネード・スミスにも莫大な債務がのしかかることから、ストップ安を記録した。

翌日、MKFG及びレモネード・スミスが監理銘柄入りする。


2030年4月30日。
MKFG破産。債務超過448万ダイヤ。

2030年6月2日。
レモネード・スミス破産。債務超過1125万ダイヤ。


2029年度の年間節電鯖総生産が70万ダイヤであるので、1600万ダイヤというのは驚きである。

巨大2社の破産を受けて、様々な金融業が連鎖的に破産。
老後の年金や保険にもCDSが組み入れられていたことにより、多くの鯖民が金を失い、職を失い、着の身着のまま家を競売にかけられ、彷徨った。

2030年11月にはサーバ管理者エコライトが混乱を収束させる為、ダイヤ経済の終焉を発表し、経済プラグインを導入する。


Fin.

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