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目次
イベントの作り方
2016/04/08 GravelSmith
1.はじめに
節電鯖では、ecolightさん謹製のユニークなプラグイン群によって多様なイベントを行うことができます。
せっかくイベントを行うからには、たくさんの人に来て、楽しんでもらいたいものです。ここでは、節電鯖で行われるイベント開催のノウハウを書きます。
2.イベントの題材
過去に開催されたイベントの一覧を以下のリンクからご覧ください
(→過去に開催されたことのあるイベント一覧)
勝った負けたでも十分楽しいのですが、賞品を出すことでゲームがエキサイティングになるはずです。
しかし、ある程度の賞品を主催者が自腹で用意することは現実的ではありません。参加費を集め賞品に充当することが理想的なのですが、新人の参加が難しくなるため、あまり行われていません。
3.ゲームマップ(PvP01)の活用
ゲームマップ(PvP01)には他のマップにはない特徴があり、イベント開催に向いています、以下にそれらを列記します。
●PvP:マップ全体でPvP許可設定になっているのはゲームマップだけです。保護領域ではPvPを禁止する設定に出来るので、集合場所では突発的にPvPが始まってしまうことのないよう禁止設定にしたほうがよいでしょう。
●プレイヤーゾンビ:ゲームマップでプレイヤーが死亡すると、プレイヤーの顔をしたゾンビがその場に発生します。(ON/OFF可能、イベント以外ではONとすること)
●雪合戦:ゲームマップ以外ではPvPがOFFになっているため雪玉を当ててもプレイヤーを押すことができません。
●爆散プラグイン:スイカとカボチャ(ランタン不可)を弓で撃って破壊すると連鎖爆散するエフェクトが出ます。
※詳しい仕様については、鯖Wikiの該当ページをご覧ください。
4.その他のプラグイン
サイコロプラグイン:/dice <ダイスの面数> で<ダイスの面数>体のサイコロを振り結果を発言先チャネルに表示します。<ダイスの面数>を省略した場合は6となります。
鬼ごっこプラグイン:鯖Wikiの該当ページをご覧下さい。
5.イベントの企画
とにかく、「やることをきっちり決める」ことです。
みんな忙しい時間を割いてこのサーバーに来ています。現地に行ってから「何しよう、どうしよう」なんて主催者には付き合ってられません。
イベント主催者標語「棒ほど願って針ほど叶う」
まずとにかく、自分の行うイベントのすべてを書き出してみましょう。ちょっとしたイベントでも100行、秋祭りなど大規模イベントなら500行程度にはなります。
タイトルとキャッチコピー
イベントの内容を一言で表し、アピールポイントを盛り込んだタイトルを考えましょう。手前味噌ですが以下実例。
「死なない系PvP 真夏の砂漠で雪合戦」
「運命を己の手で切り開くビンゴ大会」
ここでは、「死なない」「己の手で切り開く」がアピールポイントです。前者は、遺品や移動が面倒な死がないことを、また後者はビンゴにプレイヤーの操作を盛り込んでいることをアピールしています。
開催日時
日曜または祝日の20:30~24:00ぐらいが最適です。
明日が早い人もいるので、何時ぐらいに終了するかを明らかにすると参加しやすいでしょう。
開催場所
なるべくゲートに近いことが望ましいのですが。遠くなってしまった場合にも臨時線路の敷設などいろいろ考えるべきことはあります。PvPの要素が必要かどうかもチェックしましょう。会場にバイオームの境界が出来てしまい、一方のサイドには雪が降り、他方には降らないなどの不具合もチェックしましょう。
広告、告知
文言、掲載期間、掲載媒体
イベント開始の丸一日以上前から広告による告知を行うのが望ましいです。
広告の表示は5分間に1件で、仮に12件の広告が入っていれば1時間に一回しか表示されません。当然見逃す人や一度も見ないまま落ちる人も出てきます。またSkype会議やTwitterでも告知しましょう。
会場案内
場所と道順を問い合わせなどに対して明確に説明できるようにしてコピペ化しておきましょう。
エントランスから、通るゲートの特徴とくぐった先の方角そこからの距離など把握しておきましょう。場所がわかりにくいばあいは「Dynmap上で私の居るところ」という説明も有効です。
例)エントランスから100タウンゲート(北東角、砂と砂岩)くぐって西へ30m
一時的な案内看板設置
※この鯖のゲート(ecogate)はゲートに侵入した方角にかかわらず、ワープ先のゲートで向く方角が設定されているタイプです。
賞品
豪華になりすぎず、しょぼすぎず、設定が難しいところです。
参加人数見積もり
この鯖では最大30名で見積もり、物資の手配をするといいでしょう。
また、開催最低人数も決めておくといいかもしれません。
ルールの決定
なるべく単純に、説明することが少なくなるように、またルールの穴が出来にくいように考えます。
例えば、会場に領域保護をかけておけば、会場の破壊を禁止する条文は要らなくなります。
例)
×ポーションを飲むのは禁止→あらかじめ飲んでおいていいですか~?
○ポーションの影響下での参加禁止。
チート対策
ルールの決定時にもチートされにくいルールを意識して考えましょう。保護領域下では/sethomeなど、コマンドの実行を抑制することも出来ます。
荒らし対応
住人には直接対応は行えませんが、証拠を採取するためスクショ、録画、チャットログ、チェストログの取り方などは一通り押さえておきましょう。
協力者を募る
・共催者、スポンサー、手伝ってくれる人
・広告枠を貸してくれそうな人、サブ垢
広告は使う人が限られているため、使わない人から2週間数ダイヤとかで「借りる」こともできます。ただし、借りる人は選びましょう。イベント終了時には失踪していて広告の取り下げがお願いできない危険性があります。なるべくIN率の高い人を選びましょう。
必要資材、装備
食料を用意しておくと、チャットで食料のことを言わなくてすみます。
会場には必ずエンダーチェストを置きましょう。
Wiki掲載
基本は「問わせない言わせない」問われる前に答え、言われる前に対策ができているのがベスト
Wikiの説明ページは短縮URLを取っておきましょう。CMを流すときに文字数を節約できます。
チャットチャネル
使用するチャネルはEVチャネルがお勧めです。
このチャネルはイベント好きな住人はたいてい参加しているため、途中からログインしてきた人にもイベントの存在がわかります。
チャットでのアナウンスと進行
当日会場でチャットを使って行う説明は時間が許せば一通り書き出してコピペできるようにしておきましょう。あらかじめ書いておけば大事な部分に修飾を入れることもできます。
賞品授与
過去行われたイベントで、賞品を授与する人数が多い場合、各参加者用にチェストを置き、主催者と各参加者が開けられるように設定してその中に賞品を入れるという方式が取られました。
これは保護領域内なら主催者が行うしかないのですが、保護されていない領域では、各参加者にチェストを設置させ、チェスト保護に主催者を入れ、参加者の名前を書いた看板をつけさせることで、負担が軽減するはずです。
後片付け
案内看板、一時的な構築物の撤去
広告の取り消し(/cm unsetコマンド)
6.イベントの実行
イベント進行上の大敵は「グダる」ことです。
グダりの大きな原因は以下の2つ
①集合、処理待ち
②チャットでの説明
に多くの時間が割かれているように感じます。
①集合待ち への対策
事前に開催場所を広告などで明確に示す
一行で場所を案内できるコピペを作っておく
鬼ごっこプラグインが使えるならTPコマンドで参加者を集合させる
②チャットでの説明 への対策
進行に必要なコピペをあらかじめ作成しておく
説明する事項をなるべく少なくする
7.イベントの終了
・「締め」っぽい言葉で閉会式を始めない。
・「締めの言葉」は一番最後に言い、必ずそして明確に締める。
・締めた後でイベントの感想を聞いてみましょう
(はっきり言うと「おもしろかったー」という感想は要りません。
主催者が聞くべきは「いたらなかった点」です)
・後片付けはきちんと行いましょう、案内看板やCMのしまいわすれはないですか?
8.細かいノウハウ
日本語変換辞書に “・うん” → “&c【運営】&f “などと登録しておくと、運営として告知したいことをその他のチャットに埋もれさせず表示することができます。(例: ・うん[変換]しゅうごうしてください[変換] → 【運営】集合してください)
Ver1.8現在、チャット/CMメッセージで( )などの全角括弧類以降の文字が表示されない不具合が環境によって起きるようです。使用しないほうが無難でしょう。
広告、告知のは、/cm test /pa test コマンドにより広告/告知の内容を自分にだけ表示してテストできます。
保護領域内の一部だけを「メンバー以外のブロック設置破壊を許可する」設定には、フラグや優先順、親子関係を駆使しても、どうやら出来ないようです。
初心者でミニマップ系のプラグインも入れていないプレイヤーは、「方角」を言われてもピンと来ないことがあるようです。(今後の課題)
【参考資料】イベントのCSCS
Clean | 会場の美しい景観でやる気を |
Safefy | MOB、落下、荒らしなどへの備え |
Communication | 会場への案内看板など、基本は「問わせない言わせない」問われる前に答え、言われる前に対策する |
Speedy | 参加者をダレさせない迅速な進行 |
参考文献「人を集める ~東京ディズニーランドがなぜはやるのか~」より抜粋編集
過去に開催されたことのあるイベント一覧
■PvP大会
ポピュラーなイベントで小規模に突発的に行われることも。賞金が出る大規模な大会もあります。
当鯖では、お互いの同意なきPvPは禁止行為ですので。ゲームマップ内で普通に建設している人を誤って攻撃したりしないように注意しましょう。
■ガチPvP大会
2013年の6月ごろ一回だけ開催されました。2チームに分かれて数週間かけて自由に城を築城し、エンチャ武器、ポーションの使用は何でもあり。
死亡した場合遺品の所有権は消滅する(つまり遺品は拾った人のものとなる)という特別ルールでした。
大いに盛り上がったのですが、当日にはもう来なくなってしまった新人さんもチラホラ・・・・
■非対称PvP
フル装備の鬼を貧弱な装備のプレイヤーがいっせいに襲います。他のプレイヤーを殺しても可。
参加人数によってはゲームバランスをとるのが困難になります。
■雪合戦
雪玉をぶつけ合い、高い足場の上から落として相手を殺す生き残り戦や、2チームに分かれて狭路を進んで自陣に迫る敵を落とし、相手の陣地を攻め落とすタイプなどいろいろ工夫できます。
PvP禁止状態では雪玉で他のプレイヤーを押せないので、PvPマップでしか行えません。
■鬼ごっこ
鬼ごっこプラグインを使用した鬼ごっこです、左クリックでタッチされると鬼となり、指定した場所にワープさせられます。
鬼追加、鬼交代、ケイドロの3つのモードで遊べます。
詳しくは
■アーチェリー大会
単純に矢で的を射る大会、矢の刺さった位置は各人で見え方が違うこともあるので、刺さった位置は主催者判断とします。一本矢を射るたびにプレイヤーはその場で一回転しなければなりません。
■サボテン積み
自分の足元にサボテンを積んでゆき、死ぬまでに積み上げた高さを競います。いまいち何が勝因になるかわからない競技なのですが巧拙の差ははっきりと出ます。
■ナイトマラソン
不正を一切排除するために、管理者にまったく新しいマップを用意してもらって行います、鬼ごっこプラグインのシステムを使って参加者を現地にTPし、特定の座標を目指して走ります。管理者の協力が必要で大掛かりなため夏祭りに2回行われただけです。
■宝探し
単純に領域を指定して隠された宝を探すものから、宝を埋めた場所を記した地図を配布して探させる凝ったものも行えます。
■ビンゴ大会
著書によるビンゴカードを配り、ディスペンサーでボールに見立てた著書(タイトルが番号になっている)を振り出して抽選して賞品を当てる。
ビンゴカードの作成には外部プログラムを使用して本にコピペし、サインする必要があるため大変面倒です。
■宝くじ
番号を記入した著本を配り、ディスペンサーによる抽選で商品を当てます。最近実装された/diceコマンドによって抽選がスピーディになることが期待されます。
ナンバーズなどいろいろ工夫する余地もあると思います。
■餅まき
なんか理由をつけてエントランスでアイテムをばら撒く行為です。鯖のバージョンアップなどの前や、正月、何かの記念日などに行われます。
■名称不明
中国から来た住民によって紹介された遊びです。
9つの箱を用意し、ひとつを天の箱(仮称)とします。
主催者が9つの箱のうち4つに賞品を入れておきます。
プレイヤーは順にハコを抽選します。
箱の中に賞品が入っていたらそれを取ります
入っていなければその箱と、天の箱の両方に同じ価値の賞品をそれぞれ入れます。
プレイヤーが2順して最初のプレイヤーがもう一度抽選するまでを1セットとします。 セットが進むたびに箱に入る賞品の額(ダイヤの個数)が上がってゆきます。
賞品が入っていた箱を引き当てたプレイヤーは連続して抽選するかそのまま次のプレイヤーに順番を譲るかを選択することが出来ます。
※思い出して書き出してみましたが違っている箇所があるかもしれません。
※酒の席でやる別の形の遊びをアレンジしたものだそうです
■豚レース
豚の挙動がTPS依存となり、全体的なTPS低下に伴って開催頻度が減りました。
■ボートレース
現在ボートの挙動に多々不具合があるため開催されていませんが、かつて盛んに行われていました。専用コースもあり、ボートの不具合が修正されることを待っています。
■競馬
豚レース同様の理由で開催はあまりされていません。馬券も発行されたりしましたがその業務をスムーズに行うにはかなりの苦労があるようです。
■アスレチック、サスケ系
過去いくつも建造、開催されてきました。古くはホームスポーン周辺に「エコライ塔」がそびえていました。
■つり大会
時間を決めて釣果を競います。魚の種類によるポイント制、宝やごみはカウントしません。イベントとしての欠点は糸をたれている間チャットが打てず動きも無いので絵柄が地味なことでしょうか。
■床抜き落としあい
前述の爆散プラグインを使って、カボチャ製でいくつかに分割された床を弓で打って消滅させ、他の参加者を落とすバトルロイヤルです。会場の設置が大変で一つのフロアでは一回しか行えないのが問題です。
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