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user:gorou12:regionv2:a [2015/10/31 02:31] gorou12 |
user:gorou12:regionv2:a [2021/05/09 01:15] (現在) ecolight ↷ 移動操作に合わせてリンクを書き換えました。 |
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行 1: | 行 1: | ||
- | ====== チェスト保護編 | + | {{: |
---- | ---- | ||
- | 使用プラグイン:LWC 詳しく知りたい時は、このプラグイン名でググってみましょう。 | + | 使用プラグイン:WorldGuard 詳しく知りたい時は、このプラグイン名でググってみましょう。 |
---- | ---- | ||
- | ==== チェスト保護とは ==== | + | ==== 領域保護とは ==== |
- | チェスト保護(ブロック保護とも称されます)とは、チェストやドロッパー、かまど、ドア、\\ | + | |
- | 看板などを1個ごとに保護できる機能です。 | + | 領域保護とは、自分の建物を他人によって壊されたり、余計なブロックを置かれたりしないために\\ |
+ | 各ユーザーがエリアを指定して保護する(**守る**)機能です。 | ||
+ | |||
+ | ^<fc # | ||
+ | |領域保護は建物を簡単かつ確実に、しかも強固に守れる方法です。\\ そのため、ひとつ使い方を間違うと多大な迷惑をかけることになります。\\ 領域保護は< | ||
+ | |また、特殊なフラグ設定をしない限り、他人は「たいまつ」等を立てられなくなります。\\ したがって、< | ||
---- | ---- | ||
- | ==== 領域保護との違い | + | ==== 使用する道具と使用できるマップ |
- | 領域保護はその領域の中にある全ブロックが保護されるのに対して、\\ | + | |
- | こちらはチェスト1つ、ドア1つ単位で保護をするものです。\\ | + | |
- | 保護をすると、他の人に壊されなくなり、さらに中を開けさせないようにしたり、\\ | + | |
- | 中を開けるにはパスワードが要るようにしたりできます。 | + | |
- | 応用するとダイヤモンドブロックなども保護をすることができます。\\ | + | 道具は以下のとおりです。 |
- | この方法は後で説明します。 | + | * <fc # |
+ | * <fc #700>木の棒</ | ||
+ | マップは以下のとおりです。 | ||
+ | * エントランス・資源採掘ネザー・資源採掘TheEND**以外**のマップ\\ (home01、home02、ホームネザー、ホームTheEND、通常資源採掘マップで保護可能) | ||
- | ---- | + | 期間限定マップについては、そのマップの案内ページを確認してください。 |
- | ==== 使う道具・使えるマップ・使える対象 === | + | |
- | サーバー内の全マップで利用できます。\\ | ||
- | また、道具は必要としません。 | ||
- | 使用できる対象は以下のとおりです。\\ | + | === 領域保護の現在の仕様 === |
- | (ジャンル分けは便宜上のもので、このWiki独自のものです) | + | * 保護可能サイズは1つの保護領域につき、100万ブロック(( |
+ | * 1人の保護可能数は、サーバー内全マップ合わせて500個まで。 | ||
- | ^チェスト系|チェスト(ラージ含む)\\ トラップチェスト(ラージ含む)\\ ディスペンサー\\ ドロッパー\\ かまど\\ ホッパー| | + | 500個という数には、< |
- | ^ドア系|木のドア\\ 鉄のドア\\ トラップドア(ハッチ)\\ フェンスゲート| | + | <fc # |
- | ^看板|看板| | + | |
---- | ---- | ||
- | ==== 保護コマンドの使用方法 | + | ==== 保護の流れ |
- | チェスト保護では、コマンドを使って保護をします。 | + | 以下「建物」には家やビルのようなものだけではなく、道路や公園などの構造物も含みます。 |
- | 基本的にはコマンドを入力してから、適用したい対象をクリックします。\\ | + | === 1.保護したい領域を決める === |
- | 左右どちらでクリックしても構いません。 | + | |
- | **/ | + | 領域は直方体形で設定します。 |
- | ---- | + | {{: |
- | ==== 保護の種類 ==== | + | 直方体とは上の図のように、すべての面が長方形または正方形である立体のこと。 |
- | ここからは、チェスト保護のバリエーションを紹介します。 | + | |
+ | 基本的には、自分の建物がすべて含まれるようにしましょう。\\ | ||
+ | 多少の余裕(2~3ブロックぐらい)を持たせることをお薦めします(ただし公共の道路など他人の建物を含まないように)。 | ||
- | === 保護なし | + | 建設前に保護する時・今後増築する予定がある建物を保護する時は、ある程度今後も見通して領域を決めるとよいでしょう。\\ |
+ | ただし、< | ||
- | ^コマンド|/ | + | ここで、すでに他人が保護している領域を含むとエラーになりますので、他人の保護領域が重なっていないかを確認してください。 |
- | ^使う|だれでも| | + | |
- | ^壊す|だれでも| | + | |
- | **ドア系・看板の初期設定**です。名前の通り、何も保護されていない状態です。 | + | === 2.対角にブロックを置く === |
- | 既に保護がされている対象を他の種類の保護に変更する際は、\\ | + | 領域を設定するために、領域の1頂点とその対角になる頂点…\\ |
- | だいたい必ずこのコマンドを使って__**保護を解除してから**__保護しなおす必要があります。\\ | + | つまり、上の図の丸印にあたる位置に**ブロックが無い**場合は、今だけブロックを置いておきます。\\ |
- | そのため使用頻度の多いコマンドですので、覚えておくと便利でしょう。 | + | 設置するブロックは液体でなければ何でも構いません(( スライムブロックなど、一発で壊せるブロックならば後処理が簡単でしょう |
- | === Private === | + | ここで置いたブロックは、保護を設定し終えたら壊してしまっても構いません。 |
- | ^コマンド|/ | + | === 3.木の斧でそれぞれ選択する === |
- | ^使う|自分とACLメンバーだけ| | + | |
- | ^壊す|自分とACLメンバーだけ| | + | |
- | **チェスト系の初期設定**です。\\ | + | {{: |
- | (置くだけで< | + | {{: |
- | ドア系・看板に使用するためにはコマンドを入力してクリックする必要があります。 | + | |
- | この保護は自分(とACLメンバー)しか使う必要のないもの、例えば自宅の倉庫や二人で道具を交換するチェストなどに向いています。 | + | 木のオノを持ち、直方体の対角にあたるブロックを、それぞれ左クリック・右クリックします。 |
- | この保護はACL(後述)を設定可能です。自分と同様に物を出し入れできる人を追加したいときは、\\ | + | 左クリックで<fc #FF00FF>First position< |
- | <code>/cprivate userID userID2 ...</code> | + | 表示されますが、右クリック→左クリックの順に選択しても問題ありません。 |
- | のように、半角スペース区切りでIDを入力します。複数人指定も可能です。 | + | |
+ | 2つ目の領域を選択したメッセージの、最後に表示される数字(上のSSの場合は「30」)は、その領域の体積です。\\ | ||
+ | 1つの領域保護に__最大100万ブロックまで__、という制限がありますので、それを超えないように気をつけてください。 | ||
- | === Public === | + | === 4.コマンドを入力する === |
- | ^コマンド|/ | + | |
- | ^使う|だれでも| | + | |
- | ^壊す|自分だけ| | + | |
- | この保護は、壊されたくないけれども誰でも使えるものにしたい時に使います。\\ | + | 2つの座標を指定した状態で、チャット欄に |
- | フリーチェストや建物のドアなどに多く用いられています。 | + | < |
+ | と入力すると、本人以外壊せない領域保護が完成します。おめでとうございます。 | ||
- | 先述の通り、チェスト系のアイテムにこの保護をしたい時は、一旦保護を解除しなければいけません。 | + | {{: |
+ | 保護名は分かりやすい名前をつけてください。使用できる文字種は、__数字・アルファベットと一部の記号__( - と _ )です。\\ | ||
+ | ただし、名前は**サーバー内で**被ってはいけませんので、被らないような工夫をすることを推奨します(( 自分のMinecraftIDを保護名に入れる人が多いようです。 ))。 | ||
+ | よくあるエラーメッセージ(意訳です):\\ | ||
+ | <fc # | ||
+ | <fc # | ||
+ | <fc # | ||
+ | <fc # | ||
- | === Password | + | === 5.念の為に確認する |
- | ^コマンド|/ | + | |
- | ^使う|パスワードが合えばだれでも| | + | |
- | ^壊す|自分だけ| | + | |
- | そのアイテムにパスワード付きの保護をします。\\ | + | <fc # |
- | 使う人は、正しいパスワードを入力しなければ使うことができません。\\ | + | < |
- | なお、設置した**本人も**一度ログアウトしてしまうと、パスワードを入力しないと使用できなくなります。(( 本人がパスワードを忘れてしまった場合は、保護をremoveする・壊してしまう等で無かったことにできます ))\\ | + | Applicable regions: |
- | パスワードには、チャットに使える文字すべて(英語、日本語、記号その他言語)が使えます。 | + | |
- | 使用例はエントランス神殿に設置された鉄ドアに代表されますが、最近は有効な窃盗対策として商店にも多く使用されています。 | + | __うっかり壁1列を保護し忘れていたり、地下室の存在を忘れていたりする__ことがあります。\\ |
+ | 念の為に、建物のあちこちを< | ||
- | == パスワードを解除する == | + | <fc #700>木の棒</ |
- | ^コマンド|/ | + | この機能は自分の領域保護以外にも使うことができます。有効に活用しましょう。 |
- | |<fc #FF0000>対象をクリックしてから入力</ | + | |
- | 利用者は、このコマンドを使用してパスワードを解除します。\\ | ||
- | パスワードの解除は、次にログアウトするまで有効です。 | ||
- | なおこのコマンドは、このページのコマンドでは唯一**アイテムをクリックしてから**入力するコマンドなので注意してください。\\ | + | === 6.フラグやメンバーの設定をする |
- | 何も促されていない状態でパスワードを入力しても、__Nothing selected.__といって拒否されてしまいます。\\ | + | |
- | 解除したいものを叩いて、__Type /cunlock < | + | |
+ | ここまでで領域保護は完了しましたが、デフォルトではその領域内のチェストやボタン、感圧板などを他人は使用できません。\\ | ||
+ | それでも良いなら問題無いのですが、他人に公開したい場合は困ったことになります。\\ | ||
+ | そこで、領域保護に「フラグ」を設定することで、他人にできることを増やすことができます。 | ||
- | === Donation === | + | また、似たような方法で、「この人なら建物をいじってもいい」という「メンバー」を設定することもできます。 |
- | ^コマンド|/ | + | |
- | ^使う(入れる)|だれでも| | + | |
- | ^使う(出す)|自分とACL Adminだけ| | + | |
- | ^壊す|自分だけ| | + | |
- | チェスト系のみに効果を発揮する保護です。\\ | + | フラグ、メンバーなどについては以下にて説明しますので、必要があればお読みください。 |
- | この保護をしたチェストは、他の人は物を入れることが出来ますが、取ることができません。 | + | |
- | そのためdonation(寄付)という名前なのですが、< | + | ---- |
- | この保護をしたチェストを設置する時は、< | + | ==== フラグについて ==== |
- | なお、ドア系に使用した場合はPublic保護と同様の機能になります。 | + | フラグとは、自分の保護領域内で、自分以外の人ができる行動・できない行動を制御できるものです。 |
- | この保護はACL Admin(オーナーのようなもの、後述)を設定可能です。自分と同様に物を取り出すことができる人を追加したいときは、 | + | 設定するには、 |
- | < | + | < |
- | のように、半角スペース区切りでIDを「@」付きで入力します。複数人指定も可能です。 | + | の書式でコマンドを入力します。\\ |
+ | 領域名は適用したい領域名。フラグ名は下の表を参考にしてください。\\ | ||
+ | 値は、ほとんどの場合__「allow(許可)」または「deny(拒否)」__の2択です。 | ||
+ | 以下、このサーバーで使用できるフラグを紹介します。\\ | ||
+ | 特にフラグを設定していない場合は「初期値」が適用されています。 | ||
+ | ^フラグ名^詳細^初期値^ | ||
+ | |interact|allowにすると、「使う系」「チェスト系」「乗る系」のものが使えるようになります。|(allow)((サーバーの初期設定はdenyですが、サーバー管理人の手動(? | ||
+ | |chest-access|allowにすると、チェストなどを開けられるようになります。|deny| | ||
+ | |use|allowにすると、ボタン・レバー・感圧板を操作できるようになります。|allow| | ||
+ | |>以上の3フラグは、下図も参考にしてください。||| | ||
+ | | ||| | ||
+ | |vehicle-place|allowにすると、トロッコ・ボートを設置できるようになります。|deny| | ||
+ | |vehicle-destroy|allowにすると、トロッコ・ボートを撤去できるようになります。|deny| | ||
+ | |>上の2つはセットで許可or拒否することをお薦めします。||| | ||
+ | | ||| | ||
+ | |enderpearl|allowにすると、エンダーパールでワープできるようになります。\\ denyにすると抑制します。|allow| | ||
+ | |passthrough|allowにすると、だれでもブロックの設置・破壊ができるようになります。\\ 利用例:下記のgreetingのみを目的とする領域を作る、等|deny| | ||
+ | |pvp|allowにすると、領域内でPvPができます。 denyにすると出来なくなります。\\ なおこのプロパティはゲーム(PvP)マップのみ有効です。|allow((PvPマップのみ。))| | ||
+ | | ||| | ||
+ | |greeting|値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域に入ったプレイヤーに\\ メッセージを表示します。|なし| | ||
+ | |farewell|値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域から出たプレイヤーに\\ メッセージを表示します。|なし| | ||
+ | |>コマンド例:/ | ||
+ | |>この他、「指定したコマンドを拒否する」フラグも存在しますが、使い方を間違うと\\ 脱出できない罠ができるためここには掲載しません。Wiki内の他のページの記載を参照してください。||| | ||
- | 以上が保護の種類になります。 | + | === interact, |
- | 使いたい用途に応じて適切な保護を使用しましょう。 | + | interact、chest-access、useの各フラグは、**あるアイテムを他人に使ってよいか悪いか**を\\ |
+ | 制御するものです。\\ | ||
+ | interactの対象アイテムは、chest-access、useで設定できるアイテムを内包しています。\\ | ||
+ | 以下に、3フラグの関係のイメージと、それぞれに含まれるアイテムの代表例を挙げます。\\ | ||
+ | いずれもallowで許可、denyで拒否となります。 | ||
- | ---- | + | {{: |
- | ==== 保護を確認する ==== | + | |
- | 自分が正しく保護できたか確認したい場合や、所有者を確認した場合等には、次のコマンドを使います。 | + | === ワープゲートにgreetingを設定する際の注意 === |
- | < | + | greetingフラグは、設定された領域に入った時点でメッセージを自動表示できることから、\\ |
- | コマンドを入力した後にアイテムをクリックすると、そのアイテムの保護状況が分かります。(( チェスト保護ができないはずのブロック(石や土など)にも使えます。これは後述する看板による保護の確認に用います。 | + | 主に第二ホームマップの**ゲート都市**で来訪者や住民への告知を行うのに\\ |
+ | 使われているケースが多く見られます。 | ||
- | もしアイテムが保護されていない場合、 __That (アイテム名) is not registered!__ と表示されます。 | + | 普通にゲート周囲を保護してgreeting設定してしまうと起きる問題として、\\ |
+ | **ゲートにワープした直後に何度も同じメッセージが表示される**ことがあります。\\ | ||
+ | この問題については、「< | ||
+ | ゲート部分を含んで保護をしつつ回避する方法は無いようです。 | ||
- | 保護されている場合、たとえば以下のような情報が表示されます。保護の種類や設定状況により、表示される項目は変化します。 | + | 例として、以下のような状態で回避可能です。\\ |
- | < | + | (ちなみにですが、保護は4つほどに分けなければ実現できません…)\\ |
- | Protection type: Private | + | ゲート本体部分を含まなければ、例とは違う保護のかけ方をしても問題ありません。 |
- | Access Control List(2) | + | {{: |
- | piyo (01234567-89ab-cdef-0123-456789abcdef) (Player)(ADMIN) | + | |
- | test (fedcba98-7654-3210-fedc-ba9876543210) (Player) | + | |
- | To view the rest of the access control list, use /lwc owners</ | + | |
- | 1行目の「Owner」に示されているユーザーが、その保護をした人です。\\ | ||
- | 後述の「/ | ||
- | 2行目の「Protection type」が保護の種類です。Private・Public・Password・Donationのいずれかが表示されます。 | + | ---- |
- | 「Access Control List」は、ACLに設定されたユーザーを一覧表示しています。\\ | + | ==== メンバーとオーナー ==== |
- | この例の場合、piyoさんはAdminとして、testさんは通常のPlayerとして設定されています。 | + | |
- | ---- | + | メンバーおよびオーナーとは、その領域の作成者と同等の権限を持つことができる人のことです。 |
- | ==== ACL PlayerとAdminの差 ==== | + | |
- | チェスト保護機能を提供する「LWC」プラグインにおいて、保護の特権を持つ人々を\\ | + | < |
- | Access Control Listと呼びます。略して「**ACL**」です。\\ | + | /region addmember 領域名 ユーザーID( , で区切って複数人同時指定可)</ |
- | ACLには、普通に登録されたプレイヤーとAdmin登録されたプレイヤーの2種類がいます。\\ | + | |
- | ここでは、前者を「Player」、後者を「Admin」と呼び表すことにします。 | + | |
- | ACLにPlayerを追加するためには、 | + | 上の行がオーナー追加、下の行がメンバー追加です。\\ |
- | < | + | 反対に削除したい場合は、それぞれ |
+ | < | ||
+ | /region removemember 領域名 ユーザーID( , で区切って複数人同時指定可)</ | ||
+ | でオーナー、メンバーを削除できます。 | ||
- | ACLにAdminを追加するためには、先頭に半角アットマークをつけて | + | なお、このサーバーの設定では、オーナーとメンバーには以下の差異があります。 |
- | <code>/cmodify @AdminID</code> | + | * オーナー |
+ | * 領域保護をした本人を含む。つまり本人と同じ権限を持つ。 | ||
+ | * デフォルトではdenyとなっているフラグを無視した行動(chest-accessなど)が可能。\\ ただし<fc #f00>明示的にdenyと設定したフラグは使用できない</fc>。 | ||
+ | * フラグの追加・削除、メンバー追加・削除等のコマンドも使える。 | ||
+ | * メンバー | ||
+ | * デフォルトではdenyとなっているフラグを無視した行動(chest-accessなど)が可能。 | ||
+ | * フラグの追加・削除、メンバー追加・削除等のコマンドは使えない。 | ||
- | ACLから削除するためには、先頭に半角マイナス(ハイフン)をつけて | + | ---- |
- | < | + | |
- | 複数人同時に追加・削除するためには、半角スペースで区切って、たとえば | + | ==== 優先度と親子関係 ==== |
- | < | + | |
- | とすると実現できます。 | + | |
- | / | + | === 優先度 === |
- | Player、Admin、そしてOwner(アイテムに保護をした人)には以下の特権が与えられます。 | + | 優先度とは、読んで字の如く「優先されるレベル」です。英語でいうと Priority、プライオリティです。 |
- | * Player | + | |
- | * Private保護のアイテムを使えます(ドアやチェストを開ける等)。 | + | |
- | * Admin | + | |
- | * Private保護のアイテムを使えます(ドアやチェストを開ける等)。 | + | |
- | * Donationチェストからアイテムを取り出せます。 | + | |
- | * / | + | |
- | * 保護の種類を変更できます(が、Privateにはできません)。 | + | |
- | * Owner | + | |
- | * Private保護のアイテムを使えます(ドアやチェストを開ける等)。 | + | |
- | * Donationチェストからアイテムを取り出せます。 | + | |
- | * / | + | |
- | * 保護の種類を変更できます。 | + | |
- | * (設置者なので当たり前ですが)アイテムを壊せます。 | + | |
- | ACLは、「保護なし」はもちろん、Public保護のアイテムには設定できません(( 設定しても無意味だからかな? ))。 | + | もしも複数の領域が重なった場合(例えば以下の場合)は、「できない(deny)」系の情報が優先されます。 |
- | ---- | + | {{: |
- | ==== チェスト保護を使って手動両開きドア ==== | + | |
- | 鉄のドア・トラップドア(ハッチ)は、通常の場合は、感圧板やレバー・赤石入力等なにか動力がないと動きません。\\ | + | ここで、優先度を設定すると、数字が**大きいほうが優先**されるようになって… |
- | しかし、鉄のドア・トラップドアにPublicの保護をかけておくとパンチするだけで開くようになります。 | + | |
- | また、鉄のドアで両開きドア(下図のような2つ並んだドア)にしている場合、\\ | + | {{:tech:priority_after.png? |
- | 2つともにPublic保護をすると、どちらを叩いても同時に両方開くドアになります。\\ | + | |
- | {{:tech:irondoors.png? | + | |
- | 両開きドアで片方しか保護をしなかった場合、保護をしたほうを叩けば両方が開きます。\\ | + | ^コマンド^詳細^ |
- | 保護をしていない方は叩いても無反応となります。 | + | |/region setpriority 領域名 数値|領域の優先度を設定、数値には負の数も可| |
+ | |例:/ | ||
- | Public以外の保護も使用できます。以下にそれぞれを使用した場合の説明をします。\\ | + | なお、優先度の初期値は**0**です。 |
- | なお、いずれも**鉄ドアを使用した場合**です。他のドア・トラップドアの場合、挙動が異なるかもしれません。 | + | |
- | ^保護の種類^挙動^ | ||
- | |保護なし|叩いても開かない。感圧板等の動力があれば開く。| | ||
- | |Public|だれでも叩けば開く。ゾンビがドアドンしても入れないので安心。| | ||
- | |Donation|Publicと同じ挙動。| | ||
- | |Private|自分が叩いた時のみ開く。ACLを設定している場合、その人たちが叩いても開く。| | ||
- | |Password|パスワードチェストと同じく、初めて叩いたときにパスを聞かれる。\\ 正しく入力できれば、次にログアウトするまで叩けば開くようになる。| | ||
- | ---- | + | === 親子関係 |
- | ==== 領域保護との共存 ==== | + | |
- | たとえばお店を作るとか、駅を作るなど他の人も利用する施設を作る際は、\\ | + | 親子関係とは、ある2つ以上の領域を近しい関係にすることです。英語でいうと Inheritanceです。 |
- | チェスト保護と領域保護を併用することになります。 | + | |
- | しかしこの二つの機能はそれぞれ別のプラグインで実装されているため、\\ | + | ある1つの領域を親とし、他方の領域を子とすると、親領域で設定された内容を子領域にも引き継いできます。\\ |
- | 共存させるためには少し手間が必要です。 | + | ただし、子独自で設定していたり、子で値を変更したフラグがある場合は、子のほうが優先されます。 |
+ | |||
+ | たとえば貸しマンションなど、建物全体を保護したいが一部分だけ特定ユーザーに解放したい\\ | ||
+ | 時などに使える機能です。 | ||
- | チェスト保護側では、公開するチェストなどにPrivate保護がされていないか確認してください。\\ | + | {{: |
- | ドア系はデフォルトでは保護されていないため、スタッフルーム等の\\ | + | |
- | 見せたくない部屋へのドアはPrivate保護をしておくとよいでしょう。 | + | |
- | 領域保護側での注意点は、領域保護ページの同項目をご覧ください。 | + | ^コマンド^詳細^ |
+ | |/region setparent 子領域 親領域|領域の親子関係を設定、子は親の設定を継承する\\ 親領域を記述しない場合は親子関係を解消する| | ||
+ | |例:/ | ||
+ | |例:/ | ||
+ | なお、< | ||
+ | 前もって子領域を削除するか、親子関係を解消してから削除しましょう。 | ||
---- | ---- | ||
- | ==== removeせずに保護種類変更 | + | ==== グループの活用 |
- | 先述の通り、既に何らかのチェスト保護をしている場合、他の保護種類に切り替える時には | + | 領域保護機能を提供する「WorldGuard」プラグインには、グループという機能があります。 |
- | * /cremove → アイテムを殴る → /c???? → アイテムを殴る | + | その名の通り複数ユーザーのまとまりのことで、他鯖では「街の管理人グループ」とか\\ |
+ | 「OP権限のあるユーザーグループ」とかを結成するために使われているようです。\\ | ||
+ | しかし、このサーバーではグループを自由に編集する機能は提供されていません。 | ||
- | という手順を経なければなりません。正直面倒くさい。 | + | が、WorldGuardから提供されるグループ分けは利用できます。\\ |
+ | そのグループ分けは以下の通りです。 | ||
- | ここで、便利なコマンドがあります。 | + | ^グループ名^グループの対象ユーザー^ |
- | < | + | ^all|全員。 特に指定しなければ、これが適用される。| |
- | 例:/ | + | ^members|その領域のオーナー+メンバー全員。| |
+ | ^owners|その領域のオーナー全員。| | ||
+ | ^nonmembers|その領域のオーナーやメンバー**ではない人**全員。| | ||
+ | ^nonowners|その領域のオーナー**ではない人**全員。| | ||
- | 保護の種類は、**Public・Private・Password・Donation**のいずれかです。最初の文字は大文字でも小文字でも構いません(( 単独コマンドの時に頭につけた「c」は不要なので注意しましょう。 ))。 | + | " |
- | Passwordの際は、**うしろにパスワードを入力**することで /cpassword パスワード と同じ効果が得られます。 | + | |
- | これを使うと、いちいちremoveせずに直接種類を変更できます。 | + | このグループ機能は「フラグの設定」に使えます。\\ |
+ | フラグ設定時に、フラグと値の間に「**-g グループ名**」を付け加えると、「(グループの対象ユーザー)は~~できる/ | ||
+ | |||
+ | たとえば、領域内のチェストはメンバーだけ開けられるようにしたい場合、 | ||
+ | < | ||
+ | とします。\\ | ||
+ | なお、表裏をひっくり返して、「メンバー以外は開けられない」として | ||
+ | < | ||
+ | でも実現できます。 | ||
+ | |||
+ | ちなみに、**同じ**領域に**同じ**フラグを2つ以上設定はできません。\\ | ||
+ | これはグループ機能を使っても変わりません。 | ||
+ | |||
+ | つまり、「オーナー以外のメンバーだけチェストを開けられる」にしたいため\\ | ||
+ | chest-access -g members allow、chest-access -g owners denyという二枚がけは**不可能**です。\\ | ||
+ | どうしてもの場合は、上記の優先度・親子関係を使うなどして対処しましょう。 | ||
- | なお、使用上の注意点は次の3つです。 | ||
- | * 既に「保護なし」状態のときは__使えません__。/ | ||
- | * 保護ありの状態から「保護なし」にすることもできません。/ | ||
- | * 保護の種類を打ち間違えると、メンバーの追加になってしまいます。\\ 例:/ | ||
---- | ---- | ||
- | ==== 看板を使った保護 ==== | + | ==== チェスト保護との共存 |
- | 看板にチェスト保護をすると、**その看板がくっついているブロックもろとも保護**されます。 | + | たとえばお店を作るとか、駅を作るなど他の人も利用する施設を作る際は、\\ |
+ | 領域保護とチェスト保護を併用することになります。 | ||
- | この機能は、たとえば次のようなケースに使うことができます。\\ | + | しかしこの二つの機能はそれぞれ別のプラグインで実装されているため、\\ |
- | {{: | + | 共存させるためには少し手間が必要です。 |
- | 大切なダイヤモンドブロックに看板を貼って保護をすると、自分以外の人はダイヤモンドブロックを壊せません。 | + | |
+ | 領域保護側では、公開するチェストやボタン等を\\ | ||
+ | メンバー外の人が押せるようにしなければなりません。 | ||
+ | |||
+ | そのため、**interact**フラグと(( デフォルトでallowされてはいますが、念のためにallowしておくと安全でしょう ))、**use, | ||
+ | |||
+ | トロッコ駅などはさらにトロッコを設置したり壊したりできないといけませんので、\\ | ||
+ | **vehicle-place, | ||
+ | |||
+ | 親子関係や優先度を用いて領域を重ねがけしてる場合は、\\ | ||
+ | 思い通りの動作になるよう気をつけてフラグ設定をします。\\ | ||
+ | 不安であれば誰か他の鯖民を呼んできて試してもらうといいでしょう。 | ||
+ | |||
+ | スタッフルームへ通じるドアはチェスト保護で保護を行うのが一般的です。\\ | ||
+ | その他、チェスト保護側の留意点は[[user: | ||
- | 領域保護と違い、設置者本人がブロックを壊してしまえば保護が無くなるため、\\ | ||
- | 領域保護をするほど大きくないものや、資源MAPでの一時的な保護などに活用されています。 | ||
---- | ---- | ||
- | ==== Tips ==== | + | ==== その他のコマンド・Tips ==== |
+ | |||
+ | コマンドの総ざらい・ここまで触れるタイミングがなかったコマンドの一覧です。 | ||
+ | |||
+ | ^コマンド^詳細^ | ||
+ | |/region claim 保護名|保護名で領域保護を設定する| | ||
+ | |/region remove 保護名|領域保護を削除する| | ||
+ | |/region list 値|(値は無くても良い)サーバー全体の保護一覧を表示、値は表示ページ| | ||
+ | |/region info|今立ってる場所の領域保護情報を確認する\\ 複数ヒットしたときは見れないので、保護名を確認して下のコマンドを使う| | ||
+ | |/region info 保護名|保護名の領域保護情報を確認する| | ||
+ | | || | ||
+ | |< | ||
+ | |< | ||
+ | |< | ||
+ | |||
+ | 以下、Tips | ||
+ | * すべての「/ | ||
+ | * オーナーは明示的にdenyに設定されたフラグの行動ができない、これは領域保護をした本人も同じ。\\ グループ機能も駆使して、うまくフラグ設定しよう。 | ||
- | * 何かそれっぽいのがあれば追加してください |