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領域保護 [[user: | 領域保護 [[user: | ||
- | チェスト保護 [[user: | + | チェスト保護 [[user: |
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==== 領域保護の現在の仕様 ==== | ==== 領域保護の現在の仕様 ==== | ||
行 21: | 行 21: | ||
特にフラグを設定していない場合は「初期値」が適用されています。 | 特にフラグを設定していない場合は「初期値」が適用されています。 | ||
^フラグ名^詳細^初期値^ | ^フラグ名^詳細^初期値^ | ||
- | |interact|allowにすると、「使う系」「チェスト系」「乗る系」のものが使えなくなります。|allow| | + | |interact|allowにすると、「使う系」「チェスト系」「乗る系」のものが使えるようになります。|// |
- | |chest-access|allowにすると、チェストを開けられるようになります。|deny| | + | |chest-access|allowにすると、チェストなどを開けられるようになります。|deny| |
|use|allowにすると、ボタン・レバー・感圧板を操作できるようになります。|allow| | |use|allowにすると、ボタン・レバー・感圧板を操作できるようになります。|allow| | ||
|>以上の3フラグは、下図も参考にしてください。||| | |>以上の3フラグは、下図も参考にしてください。||| | ||
+ | |<fc # | ||
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|vehicle-place|allowにすると、トロッコ・ボートを設置できるようになります。|deny| | |vehicle-place|allowにすると、トロッコ・ボートを設置できるようになります。|deny| | ||
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|greeting|値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域に入ったプレイヤーに\\ メッセージを表示します。|なし| | |greeting|値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域に入ったプレイヤーに\\ メッセージを表示します。|なし| | ||
|farewell|値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域から出たプレイヤーに\\ メッセージを表示します。|なし| | |farewell|値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域から出たプレイヤーに\\ メッセージを表示します。|なし| | ||
- | |>コマンド例:/ | + | |>コマンド例:/ |
- | |>この他、「指定したコマンドを拒否する」フラグも存在しますが、使い方を間違うと脱出できない罠ができるため\\ ここには掲載しません。Wiki内の他のページの記載を参照してください。||| | + | |>この他、「指定したコマンドを拒否する」フラグも存在しますが、使い方を間違うと\\ 脱出できない罠ができるためここには掲載しません。Wiki内の他のページの記載を参照してください。||| |
- | interact、chest-access、useの各フラグは、あるアイテムを他人に使わせてもよいかだめかを制御するものです。 | + | interact、chest-access、useの各フラグは、**あるアイテムを他人に使ってよいか悪いか**を\\ |
- | + | 制御するものです。\\ | |
- | 以下に、この3フラグそれぞれに含まれるアイテムの代表例を挙げます。\\ | + | interactの対象アイテムは、chest-access、useで設定できるアイテムを内包しています。\\ |
+ | 以下に、3フラグの関係のイメージと、それぞれに含まれるアイテムの代表例を挙げます。\\ | ||
いずれもallowで許可、denyで拒否となります。 | いずれもallowで許可、denyで拒否となります。 | ||
- | {{: | + | {{: |
- | interactの対象アイテムは、chest-access、useで設定できるアイテムを内包しているのです。 | + | また、greetingについての補足となりますが、\\ |
+ | 入った時点でメッセージを自動表示できることから、主に第二ホームマップの**ゲート都市**で\\ | ||
+ | 来訪者や住民への告知を行うのに使われているケースが多く見られます。 | ||
+ | 普通にゲート周囲を保護してgreeting設定してしまうと起きる問題として、\\ | ||
+ | **ゲートにワープした直後に何度も同じメッセージが表示される**ことがあります。\\ | ||
+ | この問題については、「__ゲート部分を含まないで保護をする__」ことにより解決できます。\\ | ||
+ | ゲート部分を含んで保護をしつつ回避する方法は無いようです。 | ||
+ | |||
+ | 例として、以下のような状態で回避可能です。\\ | ||
+ | (ちなみにですが、保護は4つほどに分けなければ実現できません…)\\ | ||
+ | ゲート本体部分を含まなければ、例とは違う保護のかけ方をしても問題ありません。 | ||
+ | |||
+ | {{: | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ---- | ||
==== メンバーとオーナー ==== | ==== メンバーとオーナー ==== | ||
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* フラグの追加・削除、メンバー追加・削除等のコマンドは使えない。 | * フラグの追加・削除、メンバー追加・削除等のコマンドは使えない。 | ||
- | ==== 親子関係と優先度 ==== | + | ---- |
+ | |||
+ | ==== 優先度と親子関係 | ||
+ | |||
+ | === 優先度 === | ||
+ | |||
+ | 優先度とは、読んで字の如く「優先されるレベル」です。英語でいうと Priority、プライオリティです。 | ||
+ | |||
+ | もしも複数の領域が重なった場合(例えば以下の場合)は、「できない(deny)」系の情報が優先されます。 | ||
+ | |||
+ | {{: | ||
+ | |||
+ | ここで、優先度を設定すると、数字が**大きいほうが優先**されるようになって… | ||
- | この節は画像を用意するため後回し…\\ | + | {{: |
- | とりあえずコマンドだけ列挙します。使うことは少ないと思います。 | + | |
^コマンド^詳細^ | ^コマンド^詳細^ | ||
- | |/region setparent 子領域 親領域|領域の親子関係を設定、子は親の設定を継承する| | ||
|/region setpriority 領域名 数値|領域の優先度を設定、数値には負の数も可| | |/region setpriority 領域名 数値|領域の優先度を設定、数値には負の数も可| | ||
+ | |例:/ | ||
- | ==== その他のコマンド ==== | + | なお、優先度の初期値は**0**です。 |
+ | |||
+ | |||
+ | === 親子関係 === | ||
+ | |||
+ | 親子関係とは、ある2つ以上の領域を近しい関係にすることです。英語でいうと Inheritance、インヘリタンスです。 | ||
+ | |||
+ | ある1つの領域を親とし、他方の領域を子とすると、子にも親で設定された内容を引き継いできます。\\ | ||
+ | ただし、子独自で設定していたり、子で値を変更したフラグがある場合は、子のほうが優先されます。 | ||
+ | |||
+ | 次の図をご覧頂くと、比較的分かりやすいかもしれません。 | ||
+ | |||
+ | {{: | ||
+ | |||
+ | たとえば貸しマンションなど、建物全体を保護したいが一部分だけ特定ユーザーに解放したい\\ | ||
+ | 時などに使える機能です。 | ||
+ | |||
+ | ^コマンド^詳細^ | ||
+ | |/region setparent 子領域 親領域|領域の親子関係を設定、子は親の設定を継承する\\ 親領域を記述しない場合は親子関係を解消する| | ||
+ | |例:/ | ||
+ | |例:/ | ||
+ | |||
+ | ---- | ||
+ | ==== グループの活用 ==== | ||
+ | |||
+ | 領域保護機能を提供する「WorldGuard」プラグインには、グループという機能があります。 | ||
+ | |||
+ | その名の通り複数ユーザーのまとまりのことで、他鯖では「街の管理人グループ」とか\\ | ||
+ | 「OP権限のあるユーザーグループ」とかを結成するために使われているようです。\\ | ||
+ | しかし、このサーバーではグループを自由に編集する機能は提供されていません。 | ||
+ | |||
+ | が、WorldGuardから提供されるグループ分けは利用できます。\\ | ||
+ | そのグループ分けは以下の通りです。 | ||
+ | |||
+ | ^グループ名^グループの対象ユーザー^ | ||
+ | ^all|全員。 特に指定しなければ、これが適用される。| | ||
+ | ^members|その領域のオーナー+メンバー全員。| | ||
+ | ^owners|その領域のオーナー全員。| | ||
+ | ^nonmembers|その領域のオーナーやメンバー**ではない人**全員。| | ||
+ | ^nonowners|その領域のオーナー**ではない人**全員。| | ||
+ | |||
+ | " | ||
+ | |||
+ | このグループ機能は「フラグの設定」に使えます。\\ | ||
+ | フラグ設定時に、フラグと値の間に「**-g グループ名**」を付け加えると、「(グループの対象ユーザー)は~~できる/ | ||
+ | |||
+ | たとえば、領域内のチェストはメンバーだけ開けられるようにしたい場合、 | ||
+ | < | ||
+ | とすれば良いのです。\\ | ||
+ | なお、裏表をひっくり返して、「メンバー以外は開けられない」として | ||
+ | < | ||
+ | としても実現できます。 | ||
+ | |||
+ | ちなみに、**同じ**領域に**同じ**フラグを2つ以上設定はできません。\\ | ||
+ | これはグループ機能を使っても変わりません。 | ||
+ | |||
+ | つまり、「オーナー以外のメンバーだけチェストを開けられる」にしたいため\\ | ||
+ | chest-access -g members allow、chest-access -g owners denyという二枚がけは**不可能**です。\\ | ||
+ | どうしてもしたい場合は、上記の優先度・親子関係を使うなどして対処しましょう。 | ||
+ | |||
+ | |||
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+ | ==== その他のコマンド・Tips | ||
このページに列挙していないコマンドを紹介します。 | このページに列挙していないコマンドを紹介します。 | ||
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|/region info|今立ってる場所の領域保護情報を確認する| | |/region info|今立ってる場所の領域保護情報を確認する| | ||
|/region info 保護名|保護名の領域保護情報を確認する| | |/region info 保護名|保護名の領域保護情報を確認する| | ||
+ | | || | ||
+ | |< | ||
+ | |< | ||
+ | |< | ||
+ | |||
+ | 以下、Tips | ||
+ | * すべての「/ | ||