フラグとは、自分の保護領域内で、自分以外の人ができる行動・できない行動を制御できるものです。
設定するには、
/region flag 領域名 フラグ名 値
の書式でコマンドを入力します。
領域名は適用したい領域名。フラグ名は下の表を参考にしてください。
値は、ほとんどの場合「allow(許可)」または「deny(拒否)」の2択です。
以下、このサーバーで使用できるフラグを紹介します。
特にフラグを設定していない場合は「初期値」が適用されています。
フラグ名 | 詳細 | 初期値 |
---|---|---|
interact | allowにすると、「使う系」「チェスト系」「乗る系」のものが使えるようになります。 | deny* |
chest-access | allowにすると、チェストなどを開けられるようになります。 | deny |
use | allowにすると、ボタン・レバー・感圧板を操作できるようになります。 | allow |
>以上の3フラグは、下図も参考にしてください。 | ||
* interactはサーバーの初期値はdenyとされていますが、ほぼ全てのマップの初期値が (管理人さんの手動?によって)allowに上書きされています。 気になる方は、各ワールドに存在する「 __grobal__ 」領域のフラグを確認してください。 |
||
vehicle-place | allowにすると、トロッコ・ボートを設置できるようになります。 | deny |
vehicle-destroy | allowにすると、トロッコ・ボートを撤去できるようになります。 | deny |
>上の2つはセットで許可or拒否することをお薦めします。 | ||
enderpearl | allowにすると、エンダーパールでワープできるようになります。 denyにすると抑制します。 | allow |
passthrough | allowにすると、だれでもブロックの設置・破壊ができるようになります。 利用例:下記のgreetingのみを目的とする領域を作る、等 | deny |
pvp | allowにすると、領域内でPvPができます。 denyにすると出来なくなります。 なおこのプロパティはゲーム(PvP)マップのみ有効です。 | allow |
greeting | 値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域に入ったプレイヤーに メッセージを表示します。 | なし |
farewell | 値の部分に言葉(チャットに打てる文字種すべて可)を入れると、領域から出たプレイヤーに メッセージを表示します。 | なし |
>コマンド例:/rg flag 領域 greeting こんにちは ←領域に入るたびに「こんにちは」と表示されます。 この2つは通るだけで表示されるため、迷惑になる可能性もあります。設定する際は注意しましょう。 下の説明もご覧ください。 |
||
>この他、「指定したコマンドを拒否する」フラグも存在しますが、使い方を間違うと 脱出できない罠ができるためここには掲載しません。Wiki内の他のページの記載を参照してください。 |
interact、chest-access、useの各フラグは、あるアイテムを他人に使ってよいか悪いかを
制御するものです。
interactの対象アイテムは、chest-access、useで設定できるアイテムを内包しています。
以下に、3フラグの関係のイメージと、それぞれに含まれるアイテムの代表例を挙げます。
いずれもallowで許可、denyで拒否となります。
また、greetingについての補足となりますが、
入った時点でメッセージを自動表示できることから、主に第二ホームマップのゲート都市で
来訪者や住民への告知を行うのに使われているケースが多く見られます。
普通にゲート周囲を保護してgreeting設定してしまうと起きる問題として、
ゲートにワープした直後に何度も同じメッセージが表示されることがあります。
この問題については、「ゲート部分を含まないで保護をする」ことにより解決できます。
ゲート部分を含んで保護をしつつ回避する方法は無いようです。
例として、以下のような状態で回避可能です。
(ちなみにですが、保護は4つほどに分けなければ実現できません…)
ゲート本体部分を含まなければ、例とは違う保護のかけ方をしても問題ありません。
メンバーおよびオーナーとは、その領域の作成者と同等の権限を持つことができる人のことです。
/region addowner 領域名 ユーザーID( , で区切って複数人同時指定可) /region addmember 領域名 ユーザーID( , で区切って複数人同時指定可)
上の行がオーナー追加、下の行がメンバー追加です。
反対に削除したい場合は、それぞれ
/region removeowner 領域名 ユーザーID( , で区切って複数人同時指定可) /region removemember 領域名 ユーザーID( , で区切って複数人同時指定可)
でオーナー、メンバーを削除できます。
なお、このサーバーの設定では、オーナーとメンバーには以下の差異があります。
優先度とは、読んで字の如く「優先されるレベル」です。英語でいうと Priority、プライオリティです。
もしも複数の領域が重なった場合(例えば以下の場合)は、「できない(deny)」系の情報が優先されます。
ここで、優先度を設定すると、数字が大きいほうが優先されるようになって…
コマンド | 詳細 |
---|---|
/region setpriority 領域名 数値 | 領域の優先度を設定、数値には負の数も可 |
例:/region setpriority 赤い領域 10 ←「赤い領域」のpriorityを10にする |
なお、優先度の初期値は0です。
親子関係とは、ある2つ以上の領域を近しい関係にすることです。英語でいうと Inheritance、インヘリタンスです。
ある1つの領域を親とし、他方の領域を子とすると、子にも親で設定された内容を引き継いできます。
ただし、子独自で設定していたり、子で値を変更したフラグがある場合は、子のほうが優先されます。
次の図をご覧頂くと、比較的分かりやすいかもしれません。
たとえば貸しマンションなど、建物全体を保護したいが一部分だけ特定ユーザーに解放したい
時などに使える機能です。
コマンド | 詳細 |
---|---|
/region setparent 子領域 親領域 | 領域の親子関係を設定、子は親の設定を継承する 親領域を記述しない場合は親子関係を解消する |
例:/region setparent 水色な子 オレンジな親 ←「水色な子」の親を「オレンジな親」とする | |
例:/region setparent 水色な子 ←「水色な子」の親は無し(初期値になる) |
領域保護機能を提供する「WorldGuard」プラグインには、グループという機能があります。
その名の通り複数ユーザーのまとまりのことで、他鯖では「街の管理人グループ」とか
「OP権限のあるユーザーグループ」とかを結成するために使われているようです。
しかし、このサーバーではグループを自由に編集する機能は提供されていません。
が、WorldGuardから提供されるグループ分けは利用できます。
そのグループ分けは以下の通りです。
グループ名 | グループの対象ユーザー |
---|---|
all | 全員。 特に指定しなければ、これが適用される。 |
members | その領域のオーナー+メンバー全員。 |
owners | その領域のオーナー全員。 |
nonmembers | その領域のオーナーやメンバーではない人全員。 |
nonowners | その領域のオーナーではない人全員。 |
“member”と名のつくグループには“owner”も含む点をご注意下さい。
このグループ機能は「フラグの設定」に使えます。
フラグ設定時に、フラグと値の間に「-g グループ名」を付け加えると、「(グループの対象ユーザー)は~~できる/できない」といった設定ができます。
たとえば、領域内のチェストはメンバーだけ開けられるようにしたい場合、
/region flag 領域 chest-access **-g members** allow
とすれば良いのです。
なお、裏表をひっくり返して、「メンバー以外は開けられない」として
/region flag 領域 chest-access **-g nonmembers** deny
としても実現できます。
ちなみに、同じ領域に同じフラグを2つ以上設定はできません。
これはグループ機能を使っても変わりません。
つまり、「オーナー以外のメンバーだけチェストを開けられる」にしたいため
chest-access -g members allow、chest-access -g owners denyという二枚がけは不可能です。
どうしてもしたい場合は、上記の優先度・親子関係を使うなどして対処しましょう。
このページに列挙していないコマンドを紹介します。
コマンド | 詳細 |
---|---|
/region claim 保護名 | 保護名で領域保護を設定する |
/region remove 保護名 | 領域保護を削除する |
/region list 値 | (値は無くても良い)サーバー全体の保護一覧を表示、値は表示ページ |
/region info | 今立ってる場所の領域保護情報を確認する |
/region info 保護名 | 保護名の領域保護情報を確認する |
//pos1 | 今立っている場所をFirst positionとする(木オノで左クリックしたと同じ) |
//pos2 | 今立っている場所をSeconde positionとする(木オノで右クリックしたと同じ) |
//pos1 x,y,z //pos2 x,y,z | 指定座標をFirst positionやSecond positionとする xyzの数値はカンマ区切りで指定する 例://pos1 0,64,0 |
以下、Tips