チェスト保護機能を提供する「LWC」プラグインにおいて、保護の特権を持つ人々を
Access Control Listと呼びます。略して「ACL」です。
ACLには、普通に登録されたプレイヤーとAdmin登録されたプレイヤーの2種類がいます。
ここでは、前者を「Player」、後者を「Admin」と呼び表すことにします。
難しい単語は覚えられずとも、「領域保護でいうメンバーやオーナーと同義語だなー」と捉えていただければ結構です。
ACLにPlayerを追加するためには、
/cmodify PlayerID
ACLにAdminを追加するためには、先頭に半角アットマークをつけて
/cmodify @AdminID
ACLから削除するためには、先頭に半角マイナス(ハイフン)をつけて
/cmodify -DeleteID
複数人同時に追加・削除するためには、半角スペースで区切って、たとえば
/cmodify PlayerID1 PlayerID2 @AdminID
とすると実現できます。
/cprivate・/cdonationを使用する際、それと同時にPlayerやAdminを追加できる旨は前ページで記述済みです。
Player、Admin、そしてOwner(アイテムに保護をした人)には以下の特権が与えられます。
ACLは、「保護なし」はもちろん、Public保護のアイテムには設定できません(設定しても無意味だから?)。
鉄のドア・トラップドア(ハッチ)は、通常の場合は、感圧板やレバー・赤石入力等なにか動力がないと動きません。
しかし、鉄のドア・トラップドアにPublicの保護をかけておくと
あら不思議、ドアを左または右クリックするだけで開いちゃいます。
また、鉄のドアで両開きドア(下図のような2つ並んだドア)にしている場合、
2つともにPublic保護をすると、どちらを叩いても同時に両方開くドアになります。
両開きドアで片方しか保護をしなかった場合、保護をしたほうを叩けば両方が開きます。
保護をしていない方は叩いても無反応となります。
Public以外の保護も使用できます。以下にそれぞれを使用した場合の説明をします。
なお、いずれも鉄ドアを使用した場合です。他のドア・トラップドアの場合、挙動が異なるかもしれません。
保護の種類 | 挙動 |
---|---|
保護なし | 叩いても開かない。感圧板等の動力があれば開く。 |
Public | だれでも叩けば開く。ゾンビがドアドンしても入れないので安心。 |
Donation | Publicと同じ挙動。 |
Private | 自分が叩いた時のみ開く。ACLを設定している場合、その人たちが叩いても開く。 |
Password | パスワードチェストと同じく、初めて叩いたときにパスを聞かれる。 正しく入力できれば、次にログアウトするまで叩けば開くようになる。 |
もし領域保護と併用しようとする場合は注意が必要です。
特に、領域保護内に自分以外の人も開けられるチェストを設置する「お店」などは以下の点を必ずチェックしてください。
領域保護を行うと、初期状態では「領域メンバー以外は誰もチェストを開けない」設定になっています。
この設定を自分で変更しておかなければ、いくらチェストを無防備な保護にしても誰も開けられません。
領域メンバー以外にもチェストを開かせる方法については、領域保護のページの3ページ目をご覧ください。
「フラグについて」の項目にヒントがありそうです。
前ページで述べたとおり、既に何らかのチェスト保護をしている場合、他の保護種類に切り替える時には
という手順を経なければなりません。正直面倒くさい。
ここで、(前のページでは紹介しませんでしたが)次のコマンドを紹介します。
/cmodify 保護の種類 パスワード(必要ならば)
例:/cmodify Private
保護の種類は、Public・Private・Password・Donationのいずれかです。最初の文字は大文字でも小文字でも構いません。
単独コマンドの時に頭につけた「c」は不要なので注意しましょう。
また、Passwordの際は、うしろにパスワードを入力することで /cpassword パスワード と同じ効果が得られます。
これを使うと、いちいちremoveせずに直接種類を変更できます。
なお、使用上の注意点は次の3つです。
チェスト保護という通称は“主にチェストに用いられる保護”という意味が感じられますが、
チェスト保護1ページ目で紹介したとおり、「チェスト系」「ドア系」以外に「看板」にも使うことができます。
もちろん看板に保護をすることにより、看板の盗難防止にはなりますが、
被害レベルとしてはチェスト(からの盗難)やドア(からの侵入被害)と比べてはるかに小さいものでしょう。
実は看板に保護をすると、その看板がくっついているブロックもろとも保護されるという機能があります。
この機能は、たとえば次のようなケースに使うことができます。
大切なダイヤモンドブロックに看板を貼って保護をすると、自分以外の人はダイヤモンドブロックを壊せません。
領域保護と違い、設置者本人がブロックを壊してしまえば保護が無くなるため、
領域保護をするほど大きくないものや、資源MAPでの一時的な保護などに活用されています。